Hirotaro’s diary

詩を載せています。

桜をみにいこう

 

 

雨が降る前に桜並木の道を1人散歩

君とも一緒に歩きたい

歩きたい

 


散ってゆくのは知ってるよ

数えきれない程の花びらが

舞っては

散ってゆくのをみてきた

その度

命の尊さと儚さを学んできた

そのつもりなんだけど

 


この星からすれば

僕の命など

一枚の桜の花びらと同じ短い命

それならば

せめて

誰かを癒やしてこの命散って逝きたい

この桜のように

そんなこと散りゆく花びらを見ながら考えていた

 


風が吹く前に桜並木の道を1人散歩

君とも一緒に歩きたい

歩きたい

 


アスファルトに雨が水玉模様の落書き

桜は凛と咲き誇り悪足掻き

やがてそこに

落ちて行くことを知りながら

まだだよって

自分の命の終わりについて

話している

冷たい風に吹かれながら

 


この星からすれば

僕の命など

息を吹きかければ一瞬で消えてしまう脆い命

それならば

せめて

この命のバトンを繋げてから逝きたい

この桜のように

そんなこと思い散りゆく花びらと自分を重ねていた

 


「人生は短いよ」

「だから大切に大切に」

それは僕に限ってのことではない

僕は君を大切にできてるかな?

 


この星からすれば

僕の命など

一枚の桜の花びらと同じ弱い命

それならば

せめて

誰かを癒やしてこの命散って逝きたい

この桜のように

そんなこと散りゆく花びらを見ながら考えていた

そんなこと思い散りゆく花びらを眺めていた