Hirotaro’s diary

詩を載せています。

2020-01-01から1年間の記事一覧

寂しい時代

人々は半分顔を隠し 早々と帰路につく 街の飲み屋さんからは 笑い声は消え 活気も消えた それも今は 「仕方ないね」 「仕方ないよね」 それはそうなんだけど それしか言えない自分が悔しい どこへ行っても「静かに」 「人と人との距離を保とう」 もううんざ…

泣かないで

君の目に涙が浮かぶ 不安なのかな? 心細いのかな? 全部想像の範疇だけど 慰めたくなる 心は君を抱きしめているよ そっと ギュッと ぐっと 「泣かないで」って 君の手が震えている 怯えてるのかな? 何かが怖いのかな? 全部憶測でしかないけれど 何とかし…

詩人

悲しいことは誰にも伝えたくない だって 誰かを悲しませたくないから 辛いことも誰にも伝えたくない だって 聞いてて楽しいわけないから だから その代わりに歌うんだよ 悲しいことを悲しいままで終わらせないため 悲しみを悲しみのまま受け止めるため 自分…

Life is short

もうこんな時間? もう年末? もう終末? ってな具合に人生はあっという間に過ぎていくんだろうな さぁ嘆いてる場合じゃない My life is like a short movie 誰も観てないのに 演技をやめない まだ演じ続ける シナリオも知らないまま もう憂いてる場合じゃな…

故郷

故郷に帰るよ あの匂い あの景色 懐かしさで心が綻ぶ 夕陽を見ていると どこか心が痛む でもなんか切なくて素敵 要らないものをいっぱい持ってる 大切だったはずのものがいつの間にか要らないものになった 「変わらないものはないんだな」 僕も変わっていけ…

Lonely boy

物欲とか特にない 私利私欲が強い方でもない でもお願い 1人でいたい 誰にも縛られたくない 誰にも叱られたくない 自分の時間を優雅に泳いでたい I’m lonely but I’m happy これでいいんじゃない YES!これでいい! 寂しさとか別にない 誰かに甘えたいとかも思…

枯れ葉

くしゃくしゃと音を立てた 靴の下を見てみればさ 集まった落ち葉がそこにいた 役目を終えて 疲れ果てた姿に映った まるで自分と重ね合わせるように 枯れても尚 水面で美しく枯れ葉となって咲き誇る そんなイメージを抱いて でもまだ自分の終わりを知りたくな…

永遠

安心してね 永遠はないよ 悲しまないでね 永遠はないよ いっぱい愛してもらったろ いっぱい優しさもらったろ そんな思い出も そんな出来事も ずっとは続かない でも悲しまないでね それを知ってからは 感謝できるようになったよ 「当たり前なんてさ」ないん…

最後の手紙

ねぇ 元気で暮らしていますか? 僕は元気とは 言い難いなぁ たくさんの人に感謝しています 嫌なこともたくさんあったけど 嫌なこともたくさんしたんだろうな もう色々考えるの疲れちゃったからさ ここに僕を置いていきたいよ 温かな思い出も 虹色に染まる夢…

がんばれよ

「がんばれよ」 ありきたりなことしか言えないけど 本当の意味では心に寄り添えれないけど 「がんばれよ」 「がんばってるよ」って言われたら何も言えないけど それしか言えなくて 「がんばれよ」 「プレッシャーに感じる」って君は言うけど 君を思う気持ち…

ときのながれ

昨日まで隣にいた子が 「さよなら」 そんなの当たり前さ 当たり前だよ 時の流れには誰も逆らえない だから そのままでいいよ そのままでいいよ 人は離れて行く 人は忘れて行く だから大丈夫 だからこそ大丈夫 また巡り巡ってなんとかなる 昨日まで元気だった…

「おかえり」 「今日もお疲れ様」 豪華な食事なんていらない 贅沢な車もいらない ただ温かな言葉がほしい 「愛がほしい」 それは裏切らなくて それはそばにあって それは終わりがなくて それはとっても優しいんだ 「そんなものない」なんて言わないで そんな…

1人

「これで良かったのかな?」 誰に聞いてもわかりっこない でも答えがほしくて 1人呟いてみた ねぇどこに行こう? 悲しみの果て 歩き続け 悟ったのは 1人でいいや もう失うものなんてない でも同時に夢も希望もない それでも今は 1人がいいや 「家に帰っても1…

なぜだろう?

失うと分かってて なぜ得ようとするのだろう? 壊れると分かってて なぜ作ろうとするのだろう? 矛盾だ 矛盾 途方もない矛盾だ まぁ僕もその中の1人なんだろうけど 別れると分かってて なぜ出会おうとするのだろう? 死ぬと分かってて なぜ生きようとするの…

いっしょに

当たり前のことだけどさ 君と一緒にいれるって嬉しい 当たり前のことだけどさ 君と一緒に踊れるって楽しい やっぱり良いな 一緒に生きれるって良いな また会えるって良いよな この「やっぱり」を何度も味わいたいよ 僕が生きれるこの刹那に 君と笑えることっ…

消えない傷

また知りたくもない暗いニュースが流れる それをみてまた誰かの涙が流れる 「気持ちは分かるよ」って この前君に言ってみたけれど気休めにもなってないだろうな でも分かろうとしたんだよ 僕なりに 泣かないで 行かないで なんて声をかけたらいいんだ? なん…

sense of distance

あの子のこと知らない あの子のこと知りたい 毎日、会ってはいるけど 喋れない 話せない 何が好きなのかな? どんな人が好みかな? 話しかけてみようかな だけどこの距離感が良いのかも 喋りたいけど 喋らない 知りたいけど 知りたくない 僕にとってミステリ…

遺影

明るく元気に立ち振る舞うのは あなたを忘れるため いや 思い出さないようにするため 捨てれないものがたくさんあるけれど 思い切って捨ててみようかな あなたが大切にしていたもの 寂しさを紛らわそうとして 置いているあなたの遺品 過去には戻れない 「あ…

ご存知だろうか?

ご存知だろうか? 世界の少年兵の数は25万人以上いることを ご存知だろうか? 埋められている地雷の数は世界中に4500万個以上あることを これが私たちの生きる世界だ 誰かの犠牲で 誰かの命がある ご存知だろうか? 40秒ごとに世界のどこかで誰かが自ら命を…

at park

小鳥たちが追いかけっこして遊んでる 水面に浮かぶお日様を捕まえようとしても逃げられちゃうんだ そんな景色を見ながら そんなこと教えられながら 育っていったよ この場所で ここは僕の学び舎だ あの水飲み場で 虹を作ったり 夢を語ったり 夢を語れば語る…

君を乗せて

僕は今車を運転している 君を乗せて さっきまであんなにはしゃいでたのに 疲れっちゃったのかな? 君はぐっすり眠ってる 僕は少しスピードをゆるめる 車体が揺れないように 君を起こさないように だって僕らには明日がある 今はゆっくり休んで 明日に備えて …

悲しくとも 寂しくとも(remake)

少し落ち着いた風が吹く 髪を通り過ぎ 頬を撫でて 心を溶かして いつか 2人きたあの場所に訪れたなら 空を仰いであなたを想うよ 何も悩まずに進めれたら きっと痛みや苦しみさえ忘れて強く生きれるだろう そう悩み事が呟く 悲しいよ 寂しいよ 生きていくこと…

first time

初めて自転車に乗れた 初めて歯が抜けた 初めて100点をとった 初めて一人で電車に乗った いくら裕福になっても いくら願いが叶っても あの感動を越えることはない さぁチャレンジしよう まだ少年になれる 初めて友達ができた 初めて友達と遊んだ 初めて恋を…

Passion

年老いていくことは抗えない でもそれに負けないように自分を変えていくことはできる 若い頃 必死だった自分を責めやしない むしろ讃えながら いや少しは恥じながら 熱い部分だけは継承していきたい 明日の自分へと 強い風が吹く日も 高い波飛沫が襲っても …

今だけ

信号が赤いのは今だけ もっと早く青になれ 桜が咲いているのは今だけ そんなに早く散らないで きっと辛いのは今だけ 明日になったら晴れ渡れ 「きっと明日は晴れ」そう言い聞かせて 散りゆく花びらを見てるだけ だけど寂しくなっていくだけ きっと悲しいのは…

あの頃はよかったね

水面にカルガモがプカプカと 楽しげに浮いてる 「気楽で良いな」って思わず口をついて出てきた あんな風になれたらな 何に憧れてるんだか 「あの頃は良かった」 なんて言って過ごしたくないんだ 思い出はいつだって優しいから たまに甘えたくなるけど あとち…

明けない夜はない

何かを待っている時間は長く感じる でもその分楽しみは膨らむ 「早く来ないかな」気長に待とう 「慌てるな」 「狼狽えるな」 って自分にいいきかせ 時が静かに進むのも悪くない いつかは終わる 必ず終わる 良いことも 悪いことも 今はイメージの翼はばたかせ…

君は夢

言葉を失う 頭の中真っ白で 急に別れを告げられても 僕はただただ絶句して受け入れるしかない 朝 目覚めると君はもういない 君は夢だった 夢だったんだな そう思いたい 自分を見失う 我に帰ってみて 一体何のために生きているんだろう? 僕は何のために生き…

Lost

失ったものが教えてくれるのは 悲しみ?失望?絶望? きっと違う! また立ち上がらせようとする希望だ とはいえ 付き纏うように 影が僕の後をつけるように 失望感はなかなか拭えないけれど 扉を開いたら 今日は全てを包むような青空 失ったものも まだあるも…

運命

君は運命の人だって思った でももう一つ待ってる運命がある さよならすることだ この運命(ざため)は避けれない 僕ら生まれてくるときに 神様とこの約束を交わしてやってきたんだ だから さよならするのはわかってた だけど離れがたいのさ その温もりが そ…