Hirotaro’s diary

詩を載せています。

故郷

 

 

 

故郷に帰るよ

あの匂い

あの景色

懐かしさで心が綻ぶ

 

 

 

夕陽を見ていると

どこか心が痛む

でもなんか切なくて素敵

 

 

 

要らないものをいっぱい持ってる

大切だったはずのものがいつの間にか要らないものになった

「変わらないものはないんだな」

僕も変わっていけたらいいのに

だけど懐かしさにしがみつく

 

 

 

 


故郷に帰るよ

また会える気がして

幼かった自分に

 

 

 

波音を聴いてると

どこか心が振るう

思い出しては消えるあの場面

 

 

 

変わらないものを探してみたけれど

降り積もった雪もやがて

なかったかのように溶けていった

「変わらないものはないんだな」

僕も変わっていけたらいいのに

でもまだ愛おしさに縋り付く

 

 

 

 

 

 

変わらないものを探しに故郷に戻ったよ

でもそれはないことを

ここが1番教えてくれた

「変わらないものはないんだな」

僕も変わっていかなくちゃな

それまでこの場所に手を振るよ

 


懐かしさに

愛おしさに

手を振るよ