Hirotaro’s diary

詩を載せています。

PAIN

 

 

 

言葉を吐く度

誰かは傷付き

Oh pain

 


目を見るだけで

睨みつけられたと

Oh pain

 


脆く砕けやすい僕らの心

守ろうとしてまた痛みを抱いて眠りにつく

 


石ころを蹴っ飛ばすように

無意識に言った言葉が人の心へ

矢になって突き刺さる

気付きもしないまま

「ごめんね」も言えないまま

いつか矢が剥がれ落ちるのを静かに待つ

 


触れてしまうだけで

静電気を帯びて

oh pain

 


近くにいるだけで

感染し合って

oh pain

 


傷付けるつもりなどなくても

手段を選ばず魔の手が人の心を脅かす

 


石ころを蹴っ飛ばすように

何気無く言った言葉が人の心へ

矢になって突き刺さる

気付きもしないまま

「ごめんね」も言えないまま

いつか矢が通過するのを祈るように待つ

 

 

 

今日も

無造作に

無作為に

無意識に

人は人を傷付けるだろう

 


気付きもしないまま

「ごめんね」も言えないまま