ゾンビ
「悲しい目をしてるね」
そう言われた後自分を鏡で見たら、ゾンビみたいにみえた
起きているのか
眠っているのか
よくわからないまま、彷徨い歩く悲しい物体
何を目的に歩いてのかも分からない
生きる目的を失った
その瞬間自分がやっぱりただ食うだけのゾンビだと思った
生きているのか
死んでいるのか
ここがどこか分からないまま、彷徨い歩く悲しい生者
心を失い自分が誰だか分からない
優しい微笑み
温かな家庭
愛すべき人
本当はわかってる
欲しいものはたくさんある
死んだ目をして
彷徨いながら探してるんだ
生きながら
死にながら
よくわかりもしないまま、彷徨い歩き探し続ける
怖がらないで
怖がらないで
僕は生きてる
生きてるよ