Hirotaro’s diary

詩を載せています。

少年の日の夢

「今日はドッチボールしようぜ」

そう言って心とボールを弾ませた

「次は鬼ごっこやろうぜ」

そうしてる間に夕日が僕らを見守ってくれていた

すごく楽しかった

みんなも楽しそうにしていた

ただ願った

いつまでもいつまでもこの日々が続いてほしいと

 


でもなんとなくわかってきていた

友達が大きな影を連れて1人また1人と帰っていく姿から

 


きっとずっとではないんだって

 


だから

がむしゃらに走った

時間の限り笑った

夕焼けが迎えに来る前に

できるだけ

できるだけ

 

 

 

「そんなことしたら怒られるよ」

わかっていても好奇心が上回った

だから本当によく怒られた

たまに見せしめかな?と思わざる負えないぐらい

でもやめなかった

止めたくなかったんだ

だってわかってた

いつの日かいつの日かこの日々が終わってしまうことを

 


毎日一緒に遊んでいた友達が

普通の大人になるための渦に1人また1人連れ去られていった

 


その渦は確実に広がっていく

 


だから

自転車をとばした

全力を尽くした

さよならが迎えに来る前に

できるだけ

できるだけ

君といたくて

 

 

 

 


「夢の日々はずっと続かない」

そんな気配が漂って

流されそうになった

 

 

 

 


だから

がむしゃらに走った

時間の限り笑った

夢の終わりが迎えに来る前に

できるだけ

できるだけ

だから

自転車をとばした

全力を尽くした

お別れが迎えに来る前に

できるだけ

できるだけ

君といたくて