Hirotaro’s diary

詩を載せています。

beautiful days

 

 

 

 

君は覚えているだろうか?

あの日一緒に飲んだワインの味

 


僕はしっかり覚えているよ

あのとき水面に浮かぶ君に見惚れていたから

 


振り返りはしない

そう決めていたのに君との別れ際

後ろを見てしまった

そして気付いたよ

日常が美しいことに

 


別れ際思ったんだ

いつかは全てに「さよなら」するんだって

 


また寂しさが愛を欲する

「繋がっていたい」と無駄な悪足掻きを

 


振り返りはしない

そう決めていたのに君との別れは

特別なものだった

そして気付いたよ

日常が愛おしいことに

 


「出会えたことに乾杯しよう」

誰に言ってんだ?

そう言って1人でワインのコルクを開ける

何を思ったか

水面をじっと見てしまう

 


振り返りはしない

そう決めていたのに心は君を求める

後ろを見てしまった

そして気付いたよ

日常が美しいことに

日常が愛おしいことに

君が綺麗なことに