Hirotaro’s diary

詩を載せています。

帰るべき場所

 

 

 

桜は散った

僕の目の前で

風に吹かれて河原に落ちていった

 


帰るべき場所に帰ったんだろう

いつかは僕も

帰るべき場所へ

 

 

 

遅かれ早かれ

いつかは必ずお別れ

育てた花は枯れ

でもまた生まれ変わって

そして僕の元へ

 

 

 

 


桜が舞った

君の目の前で

最後にお別れを言いにきたのかな?

 


「帰るべき場所に帰るよ」って

いつか僕も

君の後を追うよ

 


遅かれ早かれ

いつかは必ずお別れ

まぁ悲しむなかれ

さぁまた生まれ変わって

そして君の元へ

 

 

 

遅かれ早かれ

いつかは必ずお別れ

育てた花は枯れ

でもまた生まれ変わって

そして誰かの元で

愛され愛され

そう願って

 

 

 

 

さみしがり屋

 

さみしがり屋

何を売ってんだ?

また道草食って

誰か構ってくれないかって

彷徨ってるんだろ

 


気持ちは分からんでもない

昔は俺もそうだった

だけど他力本願でほっつき歩いても

虚しい影が大きくなっていくだけ

 


孤独に慣れろよ

みんな1人っきり

別にお前は特別じゃない

お前の明日を迎えに行け

 


さみしがり屋

何を思ってんだ?

いつまでもウジウジして

過去の美化作業に着手して

時間を持て余してんだろ

 


孤独に生きろよ

みんな1人っきり

別にお前は特別じゃない

お前の明日を捕らえに行け

 


明日が怖いって?

俺だってそうだ

人が怖いって?

俺だってそうだ

だからってブルブル震えて死んでいきたくはない

 


孤独でもいいんだよ

みんな1人っきり

別にお前だけが1人じゃない

寂しいなら

お前の明日を迎えにいけ

お前の明日を捕らえにいけ

 

 

 

 

piano

 

 

吸い込まれるように

ピアノの前に腰掛ける

何を弾こうかなんて考えてない

それはまるで大好きな人のそばにいくような感じ

何を喋ろうかななんて考えてない

 


ただただ声を聞きたかったんだよ

ただただ音を聞きたかったんだよ

その優しい音を

 


疲れたらちょっとさ

ピアノでも弾いてみましょうか

もうあれこれ何も考えたくない

「きれいな音の世界で暮らしていたい」

もうそれだけしか考えてない

 


ただただ声を聞きたかったんだよ

ただただ音を聴きたかったんだよ

その優しい音を

 

 

 

今日も1人奏でるよ

誰も知らない音を

誰も聞けない場所で

 

 

 

ただただ声を聞きたかったんだよ

ただただ音を聴きたかったんだよ

その優しい音を

その愛おしい声を



 

 

 

you are here

 

 

 


離れていくのはわかってる

何度も味わってきたよ

格別のさよならの味を

 


もう味わいたくない

でも何度でも君に会いたい

 


そう 君は今ここにいる

僕を必要としてくれている

いつも終わりを意識してしまうけれど

このぬくもりをずっと感じたい

 


出会った瞬間から

別れのカウントダウン

時限爆弾をみんな抱えてる

 


いつ爆破するか

すこし怯えながら暮らしている

 


でも 君は今ここにいる

僕ができる最善を尽くそう

いつもお別れを意識してしまうけれど

この愛しさをずっと感じてたい

 

 

 

そう 君は今ここにいる

僕の目の前で笑っている

いつもお別れに怯えているけれど

この幸せを大切にしていたい

You are here with me

You are here with me

 

 

 

 

いつか迎えにいくよ

 

 

 

共に過ごしたあの日々は忘れないよ

もう君はいないけど

目を閉じればいつでも君がいる

 


天国ってどんなとこだろう?

君はそこにいるの?

そこにいるなら

いつか迎えにいくよ

 


時々

どこへ進めばいいのかわからなくなるよ

でも

君がそこにいてくれるならもう迷わない

 


天国ってどんなとこだろう?

笑って暮らしてかな?

そこにいるなら

いつか迎えに行くよ

 


胸を張って迎えにいけるように

もう少しここで生きてみるよ

 


また君と笑って暮らしていけるように

もう少しここで生きてみるよ

 


もう少しだけ待っててね

いつか必ず迎えに行くから

 

 

 

 

 

 

 

 

寂しい時代

 

 

人々は半分顔を隠し

早々と帰路につく

 


街の飲み屋さんからは

笑い声は消え

活気も消えた

 


それも今は

「仕方ないね」

「仕方ないよね」

それはそうなんだけど

それしか言えない自分が悔しい

 


どこへ行っても「静かに」

「人と人との距離を保とう」

 


もううんざりするような

殺し文句に

僕らは耐えている

 


それも今は

「仕方ないね」

「仕方ないよね」

それはそうなんだけど

何もできない自分が恥ずかしい

 


君の笑顔が見たいよ

本当の笑顔が見たいよ

またいつか素顔で話せるだろうか?

きっとそんな日はやってくる

 


本当の笑顔に会える日を

待ち侘びてるよ

きっとそんな日がまたやってくる

 

 

 

泣かないで

 

 

 

君の目に涙が浮かぶ

不安なのかな?

心細いのかな?

全部想像の範疇だけど

慰めたくなる

 

 

 

心は君を抱きしめているよ

そっと ギュッと ぐっと

「泣かないで」って

 

 

 

君の手が震えている

怯えてるのかな?

何かが怖いのかな?

全部憶測でしかないけれど

何とかしたくなる

 

 

 

心は君を抱きしめているよ

そっと ギュッと ぐっと

「怖がらないで」って

 

 

 

 

 

 

 


心は君を抱きしめているよ

そっと ギュッと ぐっと

「泣かないで」って

「大丈夫だよ」って