Hirotaro’s diary

詩を載せています。

目が覚めて

目が覚めた

鬱陶しい日差しが

まだ生きてることを僕に知らせた

 


今日もルーティンが僕を待ってる

特に誰かが喜んでくれる訳でもなく

特に誰かが待ち望んでいる訳でもない

目が覚めて

僕はこのルーティンに乗り込む

 


車に揺らされ

その振動で

少しずつ

少しずつ

正気を取り戻して

バックミラーに映ったのは

間抜けなコイツ

 


目が覚めた

耳障りな騒音が

まだ生きろって僕を起こした

 


なぜ生きなければならないのか

毎回自問自答を繰り返してきたけど

答えが出る前に集中力の時間切れ

それが切れてまた

無防備なルーティンに乗り込む

 


心を揺らされ

その衝動で

少しずつ

少しずつ

意識を失って

夢の中で俯瞰していたものは

逃れられない現実

 


目が覚めて

僕はいつものルーティンに乗り込む

まだ生きろという声に怯えながら

まだ生きろという声を信じながら