Hirotaro’s diary

詩を載せています。

憧れ

 

 

 

きれいな風鈴の音が

優しく語りかけるように心のドアをノックする

「まだやりたいことがあるでしょ」って

まだ半分眠たそうにしているけど

その音に導かれるように目覚める

 


「そういえばそうだな」

と瞑想するように深呼吸して

玄関窓から射す淡い光の扉を開く

 


憧れて憧れて

できるようになったことがある

今日もそれがもっと輝くようにと磨いています

きっときっと

まだ出会っていない憧れがこの世界にはある

 


消えそうなヒグラシの鳴き声が

傷心気味の自分にさりげなく声をかけてくる

「まだまだこれからでしょ」って

消えてしまいそうな命から

妙な説得力を感じて血が通い始める

 


「それもそうだな」

と重力に逆らって重い腰を上げ

くたびれた靴紐をもう1度結び直す

 


夢をみて夢をみて

辿りついた場所がある

疲れ知らずの憧れがまだ続きを見たがっています

きっときっと

まだ見たこともない景色が僕を驚かせる

 

 

 

夢をみて夢をみて

憧れて憧れて

できるようになったことがある

それで喜んでくれる人がいます

きっときっともっともっと

まだ出会っていない人達も喜ばすことができる

叶えたい夢を叶えよう

それで喜んでくれる人がきっといる