Hirotaro’s diary

詩を載せています。

君のいない部屋

 

 

君が出ていってから この部屋はずいぶん男らしくなったな

匂いも 部屋の飾りも もう君がいた形跡がないぐらいに

 

今は孤独と悲しみと暮らしてる

こいつら夜な夜な暴れだして俺を泣かせるんだ 困ったもんだよ

 

泣いてても仕方ないよな でも全部が思い出なんだ

君が使った食器 君と遊んだゲーム 君が座ってたイス

物は捨てても 思い出は捨てれないんだよ

 

 

君がいなくなってから この部屋の空気も少し変わったな

今は淀んだ空気を吸って呼吸している

 

部屋がきれいだったのは君のおかげだった

そんなことも気付かないで 当たり前のように暮らしてた それで幸せだった

 

 泣いてても仕方ないよな でも堪えようがないんだ

君と暮らした部屋 思い出の部屋 思い出の君

それに囲まれてたら 嫌でも泣けてくるんだよ

 

 

どこか遠くへ行きたい 君と行ったことのない場所へ

 

 

 

 泣いてても仕方ないよな そんなことは分かってるんだよ

でも悲し過ぎるよ 切なすぎるよ もどってきてよ

君が俺を捨てても 俺は君を捨てれてないんだよ